希望と絶望


低迷する出版界の中で希望の星となった『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎が治安維持法下の絶望の時代に書いた、若い世代への希望書とも言えます。ちょうど今月は、希望と絶望に関する映画を2本見ました。フィンランドを舞台としたシリア難民を扱った「希望のかなた」と、1960年代のアメリカ国内での黒人暴動を扱った「デトロイト」です。