聖火リレー


双葉駅前です。聖火リレー初日、ちょうど同じ時間、14時46分にスタートします。右後ろの時計は、あの時から止まったままです。

駅前広場を一周するコースで、警官に囲まれて走ります。パジャマのような出立ちで、ランナー以上によく目立ちます。肩に小型カメラもつけています。

沿道というより駅前歩道に町民ほか関係者が少し。昨2000年に町内の一部で避難指示が解除されましたが、「街」はまだ戻ってきていませんから、人出が少ないのもそのためでしょう。。双葉町の旗(下の写真)が配布されましたが、振っている人は見当たらなかつたような。全体としては、実施体とメディア関係者の方が多い印象です。

セレブレーションとして和太鼓演奏がありましたが、お祝い感は正直あまり感じられません。ただし、旧町民の方は、これで復興が進めば、とメディアインタビューに語られていました。どのような報道になるのか興味深いです。始まる前には、希望牧場の吉澤さんが怒りの街宣(下写真)。

サポートランナーは最後の100メートルほどを走るだけで、しかも見学者が入れないゾーン。走る人も寂しいと思うし、応援に来た家族も可哀想そう。報道では「力走」と表現しているようですが、だいぶ違う気がします。下写真は、打ち合わせ風景。ちょうどこのあたりを走りました。

リレーを仕切っているのが、グレーの人たち。リレーでも先頭を走ります。無線でせわしくやり取りをしていました。写真は開始前の現場メディア責任者?との調整。

復興五輪からコロナ五輪に変容してきた中、被災地の走りから何を伝えようとしたか、何が伝わったのか、みていきたいと思います。