復興書店

珠洲市の「いろは書店」です。夫婦の使命感と優しさにあふれる空間でした。書店は商店街の中心にあった全壊、奇跡的にご家族4人は無事で、避難所生活を経て千葉に2次避難されいましたが、3月の教科書販売に間に合うようにと、近くのタクシー会社のガレージで仮営業を始められています。





珠洲市の「いろは書店」です。夫婦の使命感と優しさにあふれる空間でした。書店は商店街の中心にあった全壊、奇跡的にご家族4人は無事で、避難所生活を経て千葉に2次避難されいましたが、3月の教科書販売に間に合うようにと、近くのタクシー会社のガレージで仮営業を始められています。
輪島では、そこここが立ち入り禁止になってました。朝市跡は全域が立ち入り禁止でがれきの撤去作業が6月から始まったそうです。交通整理の方は地元の漁師で、海に出られないのは寂しいとお話されていました。なお、輪島の被災は朝市がニュースで取り上げられますが、神社の奥からの住宅街も大変の地震被害で、道もまだ土砂崩れで通れません。
発災から7か月経った避難所の「いま」です。七尾の矢田郷コミュニティーセンターでお話を伺ってきました。個室テントではなく段ボールにする意味として、見ず知らずの大勢の人と突然の避難生活をするうえで、犯罪行為(とりわけ性被害)、隠れ喫煙などを防止するには、下の写真のような腰高の段ボール区切りが適しているとの話がありました。その後今では、目隠しの高さに継ぎ足したとのことです。ほかの避難所では、テントを活用しているところもあり、それぞれの状況に応じてやっていくことが大切とのお話でした。炊き出しにしても、なぜ温かい食事を供給しないのかという批判があるが、感染予防の観点から認めないという考え火tもありうる、とのご指摘で、それぞれの事情に応じた臨機応変の対応の大切さを知りました。
今年のゼミ夏合宿は、正月に発生した能登地震の被災地を訪れました。宿泊は七尾、再開したばかりのおしゃれなホテルで、一本杉通りにあります。すぐそばは風情ある佇まいの酒屋さんでした(追記:8月16日仮設商店街がオープンしたのニュースがありました)。
建築家の坂(ばん)茂設計の木造仮設住宅の整備が珠洲市で進んでいます。写真は最大被害地ともいえる見附島のそばに建てられたもの。さらに増設も計画されていると聞きました。下の一般的な仮設との差が大きすぎて・・住民の方からも「地区割り当てだから仕方ないけど…」の微妙なコメントが。
建築費はどちらも1棟2000万円程度で、あまり差がないという話もありました。もしそうなら、従来型仮設が旧態依然で変わらないのは、きちんとした検証がなされてこなかったことにより、住宅メーカーの努力不足と震災特需での利益確保ということになってしまいます。このあたりの調査報道を期待したいところですが、こうした「格差」自体、報道を見かけません。