自明?!


恒例の宝島社広告です。以前は、前田知巳のコピーでしたが、今年もそうでしょうか。僕は、こういうの、好きです。ただ、今年は笑えない…重いです。

中身以上に気になるのは掲載紙。昨日の掲載初日段階の確認では、日経、読売、朝日の各紙に掲載されたようです。毎日、東京の読者には、自明のことだから出稿しなかった? では、産経の読者には刺激が強すぎるから?? 横並び出稿がなくなり、ちょっと寂しいです。ちなみに、東京は今日の紙面で、記事として広告を掲載しています。

ただし、これは憲法改正国民投票の新聞広告で間違いなく起きる現象でしょう。いま国会では、広告規制強化を口約束(程度の合意)したということで改正案が通るようですが、テレビCMを全面禁止しても、活字で恣意的な出稿の広告が横行する方が問題かと。解決策は――全部自由にすることだと思います。

嫌がらせ


新聞記事の執筆記者をターゲットにした損害賠償請求訴訟が横浜地裁川崎支部で開かれました。行くまでよくわかりませんでしたが、追加訴訟提起がなされていて、都合2つになっていました。コロナでしばらく延期されていた法廷です。原告は、本人一人が法廷に立っています。被告も、新聞社がどういうかたちでバックアップしていくのかが気になります。

院内集会オンライン


デジタル関連法案に関する院内集会に参加してきました。ハイブリッドでの開催で、リアル会議室も満席、生配信もされました。今国会には、この法案以外にも、すでに成立したプロバイダー責任制限法の改正(SNS規制強化)のほか、連休明けには成立しそうな少年法改正(18.19歳加害少年の実名報道化)、さらに審議入りを待っている土地利用規制法(基地周辺の土地所有者監視の合法化)など、表現の自由に関する法案が目白押しです。そのほか、憲法改正国民投票法の改正も与野党で合意したようです。国民に家から出るなと言う一方で、緊急性を要しない制度変更を、何をそんなに急いでしようとしているのか――どさくさ紛れに、と思わざるをえません。

写真左端が衆議院第二議員会館、道路を挟んで国会。

デジタル法案


国会で審議中のデジタル関連法案について、書いたり話したりする機会がぐっと増えてきています。講師役も今日までに8回になりました(あと2回、予定されています) 。ようやく社会の関心が少しだけ膨らんできたか、と思います。私たち自身の個人情報の保護がズタズタになっていくのを見過ごすわけにはいきません。

琉球新報 2021.11.14 ・琉球新報 2021.4.10 ・毎日新聞デジタル「政治プレミア」 2021.4.12 ・毎日新聞デジタル「政治プレミア」 2021.2.12 ・朝日新聞デジタル(インタビュー)2021.4.21 ・住民と自治 2020.7月号

若者なのか。


コロナ感染者数の第4波の「主犯」は、若者ということになっています。国会で尾身さんも、大阪の吉村さんも断言し、完全に定着した感がありますが、本当にそうでしょうか。テレビのワイドショーでも専ら行動抑制のターゲットは若者で、早稲田駅前の立ち飲みを大々的に報じていますが、合点がいきません。夜の街言説の二の舞にならないとよいのですが。

写真は午後8時の渋谷。暗いといえばくらい、人通りも少ないといえば少ない。でももっと大事なのは、インドからの往来を止めない、一方でオリンピックのために看護師500人の拠出を要請する、オール政府の対応だと思います。