豪奢品


少し前に「生活必需品」をめぐっての線引きについて書きました。百貨店と都知事の間では休業をめぐって、さや当て合戦(調整?)が続いているようです。贅沢品(都は豪奢品と呼称)はダメといわれても、人によって違いますし、そもそもアクセセリーは贅沢で、鞄や靴は日常品といわれても、わかったような、わからないような・・・いや、わからないと思います、ローズちゃんも。

一番最初に営業エリアを拡大し、その後の休業要請にも応じていない、と言われている高島屋の店内を、とりあえず一周し、お茶しました。平日の午後のせいか、どの階も、お客はほとんどはいっていません。

両国国技館


両国に来ています。お目当ては大相撲(写真下)ではなく、国技館の真ん前で開催中の小澤太一さんの写真展(写真上)です。ナウル共和国の心洗われる写真の数々、こんな時代だから、よけいにじんわりきます。写真集『ナウル日和』とはまた少し違った世界が見られました。来月からの「フォト・ジャーナリズム論」の講師をお願いしています。

国技館前の太鼓櫓から開場を知らせる威勢のよい太鼓の音が響く一方、すぐ横の江戸東京博物館(東京都)は閉鎖中。こうしてきてみると、ますますよくわからない。。。。

【追記】小澤さんの講義が始まりました。(6月1日)

モニタリング検査


新宿駅頭で実施していました。見た感じでの申し込み者は、感染予防をしっかりしているふうの中高年以上の夫婦連れが多い気がしました(写真はそうでもないですね・・)。

新宿には大きな百貨店が4つありますが、営業形態はまちまち。「生活必需品」をどう解釈するかによって違うようですが、素人にはほぼ意味不明。いかに、政府・自治体のガイドラインが酷いかの現れと見るべきだと思います。厳密な比較ではなく単なる印象論ですが、「臨時休業」を打ち出す伊勢丹がより広く売り場をあけていて、「営業時間お知らせ」とする小田急が最も多くの売り場を締めているように感じました。高島屋は、休業の言葉を使わず「営業拡大」ですが、実際、通常営業に近い感覚です。

上から、伊勢丹、小田急、京王、高島屋の営業案内です。ちなみに下は、同じ東京都下ですが町田の小田急。

【追記】14日段階で、その後、営業範囲は変化されているようです。一方で、東京都からは、改めて「休業要請」が発出されたとの報道があります。

コロナ


まさに「なんとなく」、緊張感の代わりに疑問や怒りをともないつつ、緊急事態宣言も蔓延防止等重点措置も延長されました。センディも呆れています。

そうしたなか、デジタル法案(包括的個人情報利活用法ほか6法案)が成立し、入菅法改正案は委員会で強行採決だそうです。土地利用規制法も審議入りしました。

【追記】入管法は次期国会に先送りされました。改正少年法は成立です(5月21日)。

自明?!


恒例の宝島社広告です。以前は、前田知巳のコピーでしたが、今年もそうでしょうか。僕は、こういうの、好きです。ただ、今年は笑えない…重いです。

中身以上に気になるのは掲載紙。昨日の掲載初日段階の確認では、日経、読売、朝日の各紙に掲載されたようです。毎日、東京の読者には、自明のことだから出稿しなかった? では、産経の読者には刺激が強すぎるから?? 横並び出稿がなくなり、ちょっと寂しいです。ちなみに、東京は今日の紙面で、記事として広告を掲載しています。

ただし、これは憲法改正国民投票の新聞広告で間違いなく起きる現象でしょう。いま国会では、広告規制強化を口約束(程度の合意)したということで改正案が通るようですが、テレビCMを全面禁止しても、活字で恣意的な出稿の広告が横行する方が問題かと。解決策は――全部自由にすることだと思います。