戦争ジャーナリズム論

いよいよ、広島で正規科目「戦争ジャーナリズム論」の現地実習が始まります。東京新聞の協力講座で、コーディネーターの瀬口さんのご尽力で贅沢な3日間となっています(ご担当は武田先生)。2年間、コロナで都内実習に振り替えていましたが、ようやく今年、広島行が実現しました。



【追記】最終日の7日には中国新聞のヒロシマ平和メディアセンター長の金崎さんのお話を伺いました。


いよいよ、広島で正規科目「戦争ジャーナリズム論」の現地実習が始まります。東京新聞の協力講座で、コーディネーターの瀬口さんのご尽力で贅沢な3日間となっています(ご担当は武田先生)。2年間、コロナで都内実習に振り替えていましたが、ようやく今年、広島行が実現しました。
【追記】最終日の7日には中国新聞のヒロシマ平和メディアセンター長の金崎さんのお話を伺いました。
「表現の自由」連続講座の3回目は「戦争報道」です。戦争報道(危険地取材)の難しさと価値について、2時間半大いに語っていただきました。250人定員の教室ぎっしりに、学生ほか多くの方に集まっていただき、TBS中東支局長の須賀川さん、フリージャーナリストの綿井さん、貴重なお話大変ありがとうございました。ちょうど、39・51・63と一回りずつ歳が違いました。
・自分が実際に起きていることを現地でみることはできず、ニュースでしか確認できないため、真実かフェイクか見極めなければならないと思った。ジャーナリストは戦地に行き、兵士や現地の人と話し、そこで起きたことや亡くなった人々を撮ることは、簡単にできることではなく、またお金がすごくかかるため、そこで撮られたものは、私たちにとってとても貴重な情報であることが分かった。普段、テレビの映像では遺体などは流れず、ネットにたまに載っていることがあるが、今回、現場の遺体の映像を見て、この映像を見たか見ないかで、この戦争のとらえ方が変わるのではないかと思った。衝撃的な出来事であるために、報道が慎重に行われているが、真実を知るためには必要ではないかと思った。・報道はどこの誰のためにあるのかという話で、視聴者が見ることが前提だとしても、その視聴者が報道に関して考えるきっかけとなり、現地の人に支援をするなど、行動を起こせるようになるために、報道があるという話は感動した。・ウクライナでの戦争について、ニュースなどで大きく報じられているので知ったつもりになっていたが、現地の映像などを見て、自分が知っているつもりになっていたのは氷山の一角にすぎず、何も知らなかったといってもよい現実を知った。・ジャーナリストにとって、現地に行くことは当然であって、行かないことはむしろ恥であると感じるという。人のために自分が動き、情報を発信する――そんなジャーナリストの仕事はカッコよく偉大であると感じた。・フェイクニュースはゼロからフェイクを作るのではなく、「ファクトに基づくフェイク」を作り出して、信憑性を持たせていることを知り、フェイクニュースを見抜いてより正確で質の高い情報を得るためには、どういう意識で情報に当たるのが望ましいか教えていただいた。 といった多くの学生の声が寄せられています。
久しぶりに海老名に来たら、ロマンスカーミュージアムだけでなく、タワマンやカフェなど、すっかり一新してました。写真は改札すぐの様子。
訪問目的は、インターンシップ開始のご挨拶。このほか、日本ペンクラブ、自由人権協会といったNPOや、毎日、東京などの新聞社ほかメディア機関、さらに今年はスポーツ関連も充実し、30人以上がさまざまな就業体験を行います。これもジャーナリズム学科の大きな特徴の一つです。
先々週に引き続き、今日も多くの参加者(約90人)がありました。表現の自由連続講座の2回目は、インターネット上の差別表現のなくすための具体的な提案を、宮下萌弁護士からしていただきました。
学芸員の岡村さんにお話しを伺いました。裏手には僕の好きな風景が広がっています。丸木夫妻も故郷の広島・太田川に似ているとして、この地に美術館建設を決めたとされています。正規授業である戦争ジャーナリズム論としての訪問です。