報道倫理


新聞、テレビの報道が問われています。写真は産経新聞の「行き過ぎた表現」等の記事削除の事案に関する朝日新聞記事ですが、同じ日の紙面には、朝日新聞の慰安婦報道を巡る裁判記事、フジテレビの番組に関するBPOの意見書に関する記事など、ジャーナリズムのありように関するニュースが多く紹介されています。

ツタヤ図書館


話題のツタヤ図書館の5館目が2月に開館しました。リニューアルではなく、ゼロから作ったという意味でははじめということになると思います。武雄(佐賀)、海老名(神奈川)、多賀城(宮城)、高梁(岡山)と、同じCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)運営の図書館ですが、それぞれに特徴があって面白いです。

 

原寿雄さんを偲ぶ


いろいろなことを教わりました。最初に1対1でお会いしたのは共同通信の編集主幹室で、まだ20代でした。そして、最晩年はメールで。昨年秋に刊行された月刊誌「Journalism」で、原さんの著書を紹介させていただいたときは、またお話しがうかがえると思っていました。まさか、年明けの月刊誌「GALAC」で追悼の一文を書くとは。。。

写真は、今朝の毎日新聞、藤森研先生の寄稿です。

雪中国会始まる


雪の舞う中、2018年通常国会が始まりました。初日の今日は、国会前では、共謀罪法の廃止や、労働法制の改正案に反対する集会等が行われていました。こうした、いわば請願活動が邪魔者扱いされているのが気になります。ちなみに、残業代ゼロ法案ほか労働関連法制は、現政権の得意とするところの一括法案です。十分で丁寧な国会審議がなされず、力で押し切る状況が再来することを危惧します。

希望と絶望


低迷する出版界の中で希望の星となった『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎が治安維持法下の絶望の時代に書いた、若い世代への希望書とも言えます。ちょうど今月は、希望と絶望に関する映画を2本見ました。フィンランドを舞台としたシリア難民を扱った「希望のかなた」と、1960年代のアメリカ国内での黒人暴動を扱った「デトロイト」です。