話題のツタヤ図書館の5館目が2月に開館しました。リニューアルではなく、ゼロから作ったという意味でははじめということになると思います。武雄(佐賀)、海老名(神奈川)、多賀城(宮城)、高梁(岡山)と、同じCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)運営の図書館ですが、それぞれに特徴があって面白いです。
いろいろなことを教わりました。最初に1対1でお会いしたのは共同通信の編集主幹室で、まだ20代でした。そして、最晩年はメールで。昨年秋に刊行された月刊誌「Journalism」で、原さんの著書を紹介させていただいたときは、またお話しがうかがえると思っていました。まさか、年明けの月刊誌「GALAC」で追悼の一文を書くとは。。。
写真は、今朝の毎日新聞、藤森研先生の寄稿です。
低迷する出版界の中で希望の星となった『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎が治安維持法下の絶望の時代に書いた、若い世代への希望書とも言えます。ちょうど今月は、希望と絶望に関する映画を2本見ました。フィンランドを舞台としたシリア難民を扱った「希望のかなた」と、1960年代のアメリカ国内での黒人暴動を扱った「デトロイト」です。