アクリル板

TBSラジオのスタジオです。4人に間には、しっかりアクリル板が。右奥がおなじみの荻上チキさん、手前は元NHK記者でその後BPO広報担当でもあった村上さん、本日のメインゲストです。僕はオマケで放送法について話をしました。
TBSラジオのスタジオです。4人に間には、しっかりアクリル板が。右奥がおなじみの荻上チキさん、手前は元NHK記者でその後BPO広報担当でもあった村上さん、本日のメインゲストです。僕はオマケで放送法について話をしました。
写真は月刊誌「BAN(番)」。全国の警察職員向けの雑誌だそうです。その特集の1本として、実名・匿名問題を書きました。
この1ヶ月は、賭け麻雀問題でも、記者のありようが問われています。こちらについては、沖縄の2紙に寄稿しています(琉球新報社「賭けマージャンと取材の自由」、沖縄タイムス社「賭け麻雀と女性記者」)。
本日午後リリースされました「接触確認アプリ」です。政府が説明すればするほど、ウソっぽく聞こえる状況を変えるのが、まず最初の一歩ではないでしょうか。このコロナ禍でも、公式・非公式を問わず、重要な会議の記録を残さない、残していても公文書として認めない、公文書であるとしても情報公開の手続きに載せない‥など、公的情報の扱いのイロハが壊れています。さらに6月15日付文書では「警察力維持」という聞きなれない言葉で、警察庁が保健所から感染者情報を収集している状況も明らかになっています。こうした政府が、皆さんのプライバシーは守りますといっても、やっぱり信じられません。目の前のシステムが「形式的」に安全であるとして、お墨付きを与える有識者会議を構成する日本を代表する研究者も罪深いといえます。
現時点でのまとめです。明日発売の朝日新聞出版発行の『Journalism』6月号になります。この間、黒川検事長との賭け麻雀問題等で、メディア批判はさらに強まっています。「テレスハウス」の悲劇も起きました。現場も、研究者にとっても正念場だと思います。
関連して、毎日新聞2020年06月02日付の「緊急事態を生きる」の最終回で、インタビュー「実証的な報道 実践を」が掲載されました。