雪の島根

羽田から出雲に到着したら雪。自動車道閉鎖で予定は全面変更です。機上からは、スカイツリーも富士山も。



羽田から出雲に到着したら雪。自動車道閉鎖で予定は全面変更です。機上からは、スカイツリーも富士山も。
米ABCのスポーツ番組チームの奮闘と苦闘を描く「セプテンバー5」を観ました。本社(アメリカ本土)の報道部門に渡さず、「現場」での中継に踏み切るさまと、その課題を考える恰好のジャーナリズム教材となっています。1972年のミュンヘン五輪中のパレスチナゲリラによるイスラエル選手団襲撃事件を扱ったもので、「いま」に続くイスラエルとパレスチナの対立と憎悪の一端をみることができますが、本筋以外に、ドイツの扱いなども興味深かったでです。
来る4月に開学の大学院「ジャーナリズム学専攻」の入試が無事終了しました。さまざまなバックグランドの方に入学いただけそうで、4月からの化学反応がとても楽しみです。「専修J」は、教育の拠点から研究の拠点へとさらに一歩踏み出します。写真は試験会場到着時の車のメーター。寒い一日でした。
「ノー・アザー・ランド」試写会後に舞台となったヨルダン川西岸情勢などについて元朝日新聞記者の川上泰徳さんから解説がありました。ちょうど10年前、西岸の「ビリン」に行き、パレスチナ住民の金曜礼拝後の抗議(抵抗)デモの後ろを歩いたことを思い出します。映画「壊れた5つのカメラ」に触発されてのことです。
「そして、アイヌ」の試写会でした。日本政府の国連女性差別撤廃委員会への拠出金停止は、少数民族や先住民族の権利軽視にもつながる問題で、そうした折に見たために、いっそうアイデンティを考えさせられました。写真家・宇井眞紀子さんにもスクリーン越しではありますが久しぶりにお会いできてよかったです。大学の「フォト・ジャーナリズム論」でご出講いただいた時のアイヌのお話を思い出します。でもまずは、映画の舞台である<ハルコロ>に早く食べに行かなくては、です。