放送の未来


NHKの次期3か年経営計画案が昨日、発表になりました。これを受けて急遽、昨晩のTBSラジオに出演したほか、今朝の産経新聞にコメントを寄せています。同時再送信を始めたいま、いったい公共放送と自認するNHKは、どんな公共メディアになろうとしているのか、残念ながら見えてきません。

そうしたなか、放送業界の労働組合としては、日放労(NHKの労働組合)と並ぶ、民放局の連合体として最大の民放労連から、在京キー局の組合であるテレビ朝日労組が脱退する騒ぎが。メディア界の「揺れ」や「軋み」があちこちで起きています。

写真は、富山のチューリップテレビ制作の「はりぼて」と、名古屋の東海テレビ制作の「おかえり ただいま」の映画チラシ。必見のドキュメンタリー映画です。東京では、前者は8月、後者は9月から封切られます。東京の放送局がドタバタしている中、望みは地方にあるのではないでしょうか。当欄2.20に紹介した沖縄テレビ「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」も、コロナ禍で上映中断になっていましたが、10月の東京都内再上映が決まりました。

講義終了


2020年度の前期講義が終了しました。あっという間と言いたいですが、正直、長かったです。でも学生は、来る日も来る日も画面と睨めっこで、もっと大変だったと思います。何はともあれ、学生の皆さん、お疲れさまでした。レポートの提出や試験、あと少し頑張ってください。

写真は、大学の講義でお世話になった「Google Classroom」のトップ画面。ここに、講義のレジュメ・資料を掲出、学生は課題を提出することになります。また、同「Meet」でオンラインでの双方向授業が可能でした(実際は通信環境の関係でライブ双方向は実質禁制されていましたが)。1週間の待ちコマが画面で表示のもので、都合10の「部屋」を作って対応しました(コマ数は8コマ+卒論指導)。

ギャラクシー賞


今年もこの季節がやってきました。ただし、今年の放送批評懇談会「ギャラクシー賞」贈賞式は、コロナ対策で関係者のみ、しかもこのところの感染拡大で来場辞退者が少なくありませんでした。こうした時だからこそ、よりたくさんの面白い豊かな番組・CMを、私たちに届けてほしいですね。

会場の渋谷セルリアンタワーホテルの入口では検温も実施しました。いまどき、風景です。

梅雨明け


7月中の東京は、31日のうち30日で降水記録があったとか。月がかわりるとともに、ようやくの梅雨明けでホッとします。残念ながら世間の風景はかわりなく、相変わらず重苦しい空気が続いていますが。

写真は、東京メトロ・表参道駅での注意書き。メトロは「フィジカルディスタンス」を使ってますね。

日本記者クラブ


日本記者クラブを会場にして、「コロナ禍報道」を巡って話をさせていただきました。コロナ対策で、特別に「記者会見場」を使っての勉強会の開催です。課題は山積、でも1つずつ解決していくしかないと思います。

リアル会議室での講演スタイルは、2月以来。次がいつになるかもわかりません。ただし、官公庁の打ち合わせ、会議等々は、もっぱら対面型で、部屋も超密の場合が少なくありません。このあたりのアンバランスが、何ともいえません。