能登をゆく② 七尾


二日目は、志賀町、七尾市、能登町にはいります。お邪魔した北陸中日新聞七尾支局は、能登半島の取材拠点になっています。だいぶ片付いた資料室もまだ、地震発生時の時の大変さを感じさせます。

七尾の特徴は、一見、被災を感じさせない町の佇まいです。しかし、いま現在も多くの地区で断水が続き、日常生活を取り戻すことができずにいます。なんといっても大変なのはトイレ問題とのことです。1か月以上もトイレが使えない苦痛は想像を超えるものです。被災地最大規模の矢田郷地区コミュニティセンターでは、いまだ150人近くの住民の避難が続いています。ボランティアセンターも開設され、金沢からボランティアを運んでいます。ただし、全体としてボランティアの圧倒的な少なさが、1か月以上たった能登の大きな課題と言えるのではないでしょうか。あまりにも少なくて「異常」な状態です。県知事が仕切っていて各自治体や民間(VC=ボランティアセンター)に任せようとしないせいだ、との声がよく聞かれました。避難所を訪れた日は偶然、カタリバによるスガシカオのミニコンサートが開催されていました。2日間で6(4?)公演だそうです。

志賀町では地震被害とともに津波の被害もありました。

能登町ではスーパーがすでに営業を始めていました。