ザ・ニュースペーパー


初の生ザ・ニュースペーパーを、なかの芸能小劇場で。緊急ライブと銘打ってる理由は、今月の舞台がなかったので急遽入れた公演だから、とは本人の弁。今回はすべて初ネタだそうです。

能登をゆく⑧ ワイン


能登半島には2つのワイナリーがあります。輪島市のハイディワイナリーと穴水町の能登ワインです。どちらも断水と停電で大変ながらも、すでに剪定作業などスタッフが忙しそうに働いておられました。現地でのギャラリー等は閉鎖中ですが、オンラインショップでの販売が再開しています。

能登をゆく⑤ 輪島


5日目は輪島です。多くの報道がされている輪島朝市地区ですが、想像以上の広範囲が焼け野原で、何も残っていません。護岸の隆起も大変です。ちょうどこの週末から、輪島漁港の浚渫作業が始まったとのニュースが流れていました。トトロ岩で有名な輪島・門前の海岸も隆起で、岩が陸続きになっています。近くでは大規模土砂崩れも見られます。

市内マリンタウンにおける支援物資配布会場では、新聞も配布されていました。北國新聞と北陸中日新聞の地元2紙の6日分が置かれています。街中では、災害ゴミの回収も始まっていました。

能登をゆく⑨ 放送


テレビをつけると、NHKのテレビ画面はまだL字です。AMラジオのNHKラジオ第1は、全国放送にカットインする形で、定時的に給水情報が流れます。また、自動音声システムを使ったライフライン情報も実施しています。北陸放送MROラジオは、AM送信の一部停止を3月末に予定していたものの、「いったん延期」をする旨を流しています。民放各局の情報は、民放連がまとめています。

【追記】気になっていたコミュニティFM放送「ラジオななお」の情報は、NHK放送文化研究所の文研ブログで紹介されています。地元ケーブルテレビには、七尾市が運営する「ケーブルテレビななお」があります。311の時は臨時局が開設されたりと、注目を集めた地元のコミュニティメディアですが、今回はあまり注目されていない印象があります。地元自治体がLINEでライフライン情報を発信するのが一般化したためでしょうか。

能登をゆく④ 珠洲


4日目は、最大被災地といわれている珠洲に入りました。見附島周辺は壊滅状態です。とりわけ、立派な黒瓦(能登瓦)の家ほど、押しつぶされている状況があるようです。家にお金をかける風習があるとのことでしたが、よくわかります。この瓦を、解体時に破棄してしまうのではなく、いかに回収・再利用の道をつけるのかが問われているように思われます。倒壊家屋が多いなか、今回の地震が元旦に起きたことで、犠牲者が少なかったという声もよく聞きました。正月帰省で若い衆が地区にいて、年寄りを避難・救出できたこと、お店が営業していなかったこと、などからだそうです。

旧・正院駅にあったノートを避難者に見せていただきました。

炊き出しが行われていましたが、お話を聞くとまだまだ少なく、3食冷たい食事の日が少なくないとのことです。1か月半を経て、まだこの状況であることをもっと深刻に考えるべきだと思います。トイレも和式、体育館での段ボール仕切りの生活が、何年たっても全く改善されない国の貧困さを感じざるをえません。13年前の3.11の時にイタリアの緊急対応制度が紹介されましたが、今回もまた、同じレポートが流れることを、行政も報道機関ももっと深刻に捉えなくてはなりません。珠洲では、1月中は北國新聞は配達されていたものの、中日新聞の配達は限定的であったようです(地区により濃淡があるので一般にいえるかどうかはわかりません。また、穴水では逆に、北國の配達は2月に入ってからとの話を聞きました)。